韓国がGSOMIA破棄を発表して大騒ぎになっていますが。 これは、韓国内ですら予想外の出来事だったようです。 ところでGSOMIAって何?と言う事で、色々解説して下さっているのをつまみ食いして自分なりに理解・解釈できたところをまとめてみる。 間違ってるところがあったら教えて下さい。
まず基本、GSOMIAの読み方は?(笑) 前から疑問に思っていました、グソミア?(笑) 正解は、ジーソミアでした。 「軍事情報に関する包括的保全協定」 ( General Security of Military Information Agreement ) の略だそうです。
この協定は、「日韓で軍事情報を共有する制度」みたいな事が言われていますが、それは間違い 正しくは、共有した軍事機密情報を同盟国でない第三国に漏らさない、という協定だそうです。 これが破棄されたからと言って、軍事同盟が破棄されるわけでも、情報共有がなくなるわけでもない。 ただ、つまり、韓国は、「軍事機密情報を第三国(中国・北朝鮮・ロシア等)に漏らします」と言ったも同然? そう言われてしまうと、「じゃぁ情報を韓国には流せない」となる、つまり、事実上の軍事同盟破棄宣言とも繋がっていくわけですね。
韓国がGSOMIAを破棄したことによる影響は? 日本・アメリカにとって、影響は皆無と言って良いレベル。 アメリカは無数の軍事衛星を持っている。日本も独自に7つ打ち上げている。韓国はゼロ。 日本への影響は、これまで北朝鮮のミサイル発射場所が、数ミリ単位で特定できていたのが、韓国からの情報がなくなると、誤差が大きくなり、数センチ単位でしか特定できなくなる、程度だそうで。ほぼ影響なしと言えますね。 情報が入らなくなって韓国は非常に困ると思いますが、日本には影響は微小、アメリカにとっては影響は皆無と言って良いレベル。 もちろん、戦略的には問題はあり。同盟破棄なら、アジア地域の戦略は変更修正を余儀なくされていきますね、当然。
今回、韓国は、北朝鮮とアメリカを秤にかけて、北朝鮮をとった、というようにも見えます。 日本は相変わらず静観の構えですが、影響のないアメリカが、矢継ぎ早に声明を発表、韓国政府に考え直すよう圧力をかけてきている。 これは、お鉢がアメリカに移った、アメリカvs韓国という構図になった、と言う事なのではないかと個人的には思うんですよね。 アメリカにはほとんど影響がない話なのに、なぜ、アメリカ側が今回こんなにも敏感に反応しているのか? それは、韓国がアメリカとの同盟を破棄する意向なのか?という問題に繋がっているからですね。 数年前に、アメリカのシンクタンクが「韓国は同盟国として信用に足らず」という判断を下したという噂話が出ていました。 アメリカは、表面上は警告を出して仲介するかのような動きも見せていますが、本心は、韓国のレッドチーム入はやむなしと思っているのかも? 同盟国として信用問題が噂に上がっていた時、在韓米軍が韓国から撤退すると言われていた。実際にそうならなかったので、またガセネタか?とも言われていましたが、その後、韓国に滞在していた米軍兵士の家族は既に撤収完了していると言う話も。 実は、在韓米軍はいつでも撤収できるように準備しているのかも知れませんね。
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