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日本も将来徴兵制になる?

政治・経済・法律
今の若い人にとって、徴兵制になるかどうかというのは、自分達にも関わることですので、関心度の高いことのようですね。

さて、では、日本も将来、本当に徴兵制になるのか?と言う事ですが、現実的にはかなりあり得ない事だと言えるでしょう。

その理由は────

日本は海に囲まれているという好立地にあります。それ故、大量の軍隊を送り込むには船で輸送するか、飛行機で輸送するかしかありません。飛行機での輸送は、当然あまり大量な重量物を運ぶことはできないし、空港がなければ不可能なので、やはりまずは海からと言う事になるでしょう。

そして、現代の戦争というのは、人海戦術で兵士同士が生身で槍で突き合う/弓を放つ、いやいや、鉄砲を撃つ/大砲を撃つ、というものではありません。と言うかそもそも上陸された時点で、国が終わりかねない危機的状況に陥っていると言う事です。

上陸される前に、海及び空からの防衛線を守る戦いと言う事になります。

現代の戦争は、レーダーやソナー、艦船や航空機の操縦その他、極めて高度なテクノロジーを駆使します。
実際、自衛隊のエリートでも熟練するまでには10年は掛かると言われているそうです。

そんな状況で、嫌々招集された兵士を1~2年訓練したくらいで役に立つわけがないようです。徴兵制で招集した兵士など、誰でもできる肉体労働程度ですね。

徴兵制による兵士など、役に立たないので、現代の戦争では不要なようです。
アメリカですら、ベトナム戦争の経験から、徴兵制を廃止しました。

そしてもう一つ、徴兵制が不要な理由は、毎年の自衛隊員の倍率は10倍以上、10人中9人は入れない超人気職種のようです。

防衛白書から採用状況の資料によると、どうやら10倍どころの騒ぎではないようですね。

陸自の倍率40倍!(女性だけでは56倍)
空自倍率46倍!(61倍)
不人気の海自でも21倍(女性は27倍)

もはや、エリートしか入れない狭き門というイメージですね。
もっと自衛隊員の人数を増やしたければ、枠を増やせば10倍以上行けそうです。


少し脇に道話がそれますが、

週刊誌等でよく、自衛隊員の4割はサラリーマン感覚で、いざ戦争となったら逃げ出すなどと言う話もありますが、私はそうは思えません。

自衛隊員は入隊時に 「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託にこたえ­る」 と宣誓をします。

有名な話ですが、防衛大学校第1回卒業式での、当時の首相・吉田茂の訓示です。

『君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい。』

不採用だった中にまだ自衛隊に未練のある人もいるという話。

有事の際に自衛隊員の後方支援をする予備自衛官補という仕事があるそうです。これは何週間かの訓練を受けて採用されるが、普段は一般企業で働くサラリーマン等で、基本無給。にも関わらず応募する人も多く、定員に達してしまっているそうです。


もし、日本が他の国と地続きであったなら、話は別だったかも知れません。
侵略者の軍隊が、いつ押し寄せてくるかも分かりませんし、陸戦になれば、人海戦術という側面はないわけではありません。
人海戦術となったら中国のように人口が多い国が最後には勝ってしまうでしょう。

日本の場合は、上陸させないこと、が重要になるわけです。

もし、侵略軍に上陸されてしまったら?「戦争はしたくない」と震えていても、家族友人が殺されていきます。降伏しても奴隷にされ、殺される運命が待っています。(侵略されてしまった南モンゴルや東トルキスタン、チベットで何が起きているか考えてみれば分かるはずです。侵略者は、いずれ奪った国の国民を根絶やしにし、自国民を入植させるのです。)

上陸されてしまったら「戦争反対」だの「徴兵先は嫌」だの言ってられません。全国民が戦わざるを得ません。
武器があるから、軍隊がいるから戦争が起きるわけではない。自分の目の前で、大切な人が犯され殺されていく状況を見て、非武装を訴えられる人などいるはずがありません。

日本の場合は幸いにも海に囲まれていますから、上陸させないこと。
海の外で、自衛隊の防衛力を高めれば高めるほど、日本の安全は保証され、徴兵制は必要なくなるわけです。

自衛隊員は、今まで、「攻撃するな」と命令されて、領海を侵犯されても、国民を拿捕・拉致されても、指を咥えて見ているしかできませんでした。侵略者の船や飛行機にからかわれるような状況で、唇を噛んで耐えているのです。
現場の自衛隊員は安保法制に賛成の人が多いのではないでしょうか。きっと、手枷足枷を外されて、国を守るために力を振るう事ができる日を待っていると思います。

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