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とある会社の頭のおかしい課長の話

日記・雑記
若い頃、建設現場でアルバイトをしていた事がありまして。
とある現場での鉄骨組立、私はその管理・監督をするような立場でした。
まぁ「現場監督」ということになるのですが、六次下請けくらいの、末端もいいところ(笑)
※私も勘違いしていたのですが、現場監督というのは、それ専門の会社があって、現場で作業する職人とは別の会社なのですね。

てっきり現場で作業している職人の中から優秀な人が監督に出世していくのかと思っていたら、そうではないのだそうで。

バブル崩壊前でしたし、経験の浅い若造でも、とりあえず管理者として現場に置いておけ、というのはよくある状態でした。
そこに、見回りに来ていた元請けのカチョウのHGが通りかかりまして。

安全パトロールというやつですな。

しかし、このカチョウHG、かなり基地外ジミた人物だった(笑)。

普段は現場には来ないのですが、たまに現場来て、好き勝手な事を言って偉そうにするだけして帰るタイプ?

私は始めて会った人物だったのですが、出会ったその日に私はクビになりました(笑)

まぁ、建設業というのは、とかく頭のおかしい人の多い業界ではあるのですが(笑)

頭がおかしいというより、頭が悪いというほうに近い気がしますが。

タイミングとしては、現場に乗り込み、いよいよこれから作業にとりかかる、というところだったのですが。

天井での鉄骨・溶接作業だったので、火花が下に落ちる。それが下に落ちないようにベニヤ板を四方に置いて、かなりオーバーな防護の仕方をさせていました。いちいちそこまでやると作業が進まないので大変なのですが、乗り込んだ直後でしたし、カチョウもうるさそうな雰囲気だったので、職人にも我慢してやってもらっていました。

そこにカチョウHGが通りかかりまして。ちょうどいいとばかりに「これで良いですか?」と確認してみたのです。実際に作業している状態を見せたところ、「大変良い」とご機嫌でOKを出してくれたカチョウHG。

ところが・・・

ぐるっと現場を一周して、5分後に戻ってきたカチョウHG、その五分の間に何かあったんでしょうか?ご機嫌斜めの様子・・・

そして、鉄骨を宙に吊った状態で作業していた作業員を見て、「何をやってるんだ!!今すぐやめろ!!」とブチ切れ始めまして・・・Σ(?。?)

いや、さっきアンタが「大変良い」と言ってた状況と、ほぼ何も変わっとらんとですが????

何が悪いのか分かりませんが、とにかく作業を止めろとブチ切れている・・・

しかし、作業員は途中で手を止められる状態ではなかったので、切りの良いところまで急ぎ終わらせてから降りてきて、と指示を出しました。

しかし、どうもそれがカチョウHGの火に油を注ぐ結果になったらしい。
※どれくらい中途半端な状態であったかというと、建設中のビルの中で、鉄骨の梁を柱に取り付けようと吊っていて、片側をボルト締めしたところ、反対側のボルト締めをしようという状態を想像して頂ければ。。。

そこで作業をやめたら鉄骨は落ちてしまいますが。

かと言って、既に締め込んだ側のボルトをもう一度外すとなると、もっと時間が掛かる、という状態。

なので、ボルト締めだけ終わらせて落ちないようにしてから降りてくれ、と指示したわけです。
しかし、その頭のおかしいカチョウさん「命令を無視した」とブチ切れまくりで。

「会社に電話するぞ?!いいのか?!」

と脅す始末。

私は別に何も悪いことはしてないので

「?・・・どうぞ?」

と・・・(笑)

怒りのカチョウHG、その足で事務所に戻り電話を掛けたようです。

結局、カチョウHGの思惑通り?会社の専務が現場に謝りに来ることに。。。

正直、私は何が悪かったのか分からなかったので、頭は下げたものの、ふてくされた態度(笑)

しかし、専務はペコペコひたすら低姿勢に頭を下げてカチョウHGのご機嫌をとっておりました。

ある意味、立派?なんですかね?(^^;)

専務の必死の謝罪とヨイショに溜飲が下がったのか、機嫌のよくなったカチョウHG、態度を軟化させて、優しい口調になりましたが・・・・。

さて、結局のところ、何が悪かったのか、カチョウHGは、何が気に入らなかったのか・・・?

そこでそのHGが言ったことは最低でした。

「鉄骨の接続の途中で、手を離せない状態なのは分かっていた。」

はぁ?!

「そういう状況でも、すぐに命令に従わなかったのがダメだ。」

どうも、話を聞いていて、見えてきたのは、カチョウのいやらしい心根とでも言いましょうか。

総合すると、

たとえ無理な要求をされても、無理を押して必死で従う姿勢が、下請けの取るべき態度だろう

という事らしい。

なにそのモラハラ?

(当時はモラハラなんて言葉は知りませんでしたが。今にして思うと、日本の企業って、そんなモラハラの繰り返しが当たり前だったような気がしますね。客の立場になると「お客様は神様だろ!」的な?雇い主も、偉そうにして当然みたいな。。。)

しかし、私がペコペコせず、すぐに作業を中止しなかった、その態度が不敵不敵しくてケシカラン、ですと。。。┐(´д`)┌

口調は穏やかだが、言ってることは実にゲス。

『こんなご時世だからね、他に業者なんていくらでもいるんだよ?いいの?』

はい、もちろん、私は

「だったら他の業者に変えて下さって結構!!あんたみたいなキチガイの下で働く気はないわ!!」

と叫びました。

心の中で(笑)

専務は、もちろん横で、

「はい~~~おっしゃる通りでございます~~~m(__)m」

とひたすらペコペコ卑屈な態度。

(あとで知ったのですが、この専務、外から来た雇われ役員で、会社の経営陣ではなく、このような後始末や汚れ仕事などを押し付けられている人物だったそうで。)

帰り道、専務に「よくあんな理不尽な相手に謝れますね?」と聞いたら「それが俺の仕事だからさぁ」と笑ってる。

なるほど、それはそれで、大変なオシゴトデスネ。まぁ、そのために高い役員報酬もらってるらしいですが。(月額90万らしい、後日、会社の倉庫を掃除していたら何故か専務の給与明細が落ちていたのを発見してしまったw)

頭下げてれば良いだけなのだから、考えようによっては良い仕事なのかも知れませんが・・・私には無理だなぁ・・・

私は若く家族もない身でしたから、プライド捨てて頭下げてまで、仕事をもらわなければならない動機がなかったので。

会社として理不尽な仕事を断れないなら、「私はもうあのカチョウのいる会社の現場で働く気はありません!!」「配属を変えてくれないなら辞めます!」と会社に帰って宣言いたしました(笑)

何年も後ですが、その会社を辞めて、とある別の会社に入った所、その会社の仕事の履歴の中に、その現場の名前があるのを見つけまして。当時どうだったか様子を訊いてみたところ、やはり、それはそれは酷い現場であったと…(^^;)
その現場、その後も、最後までめちゃくちゃだったようです。

なにせ、そのカチョウ以外にも、色々と、大変な問題だらけの現場でしたからねぇ。。。。

例えば、1~2年かけて、建物の設計図をすべて完成させ、さぁこれから工事にかかろう、という段階で、その設計図をすべて失くしてしまったという、恐ろしい現場でしたから(笑)

(※当時はまだパソコンは普及しておらず、図面台に向かって手書きで線を引いている時代でしたが、その紙の原図がなくなってしまった。コピーがあればまだよいですが、それもない。誰かの嫌がらせなんでは?という感じ。)

しかし、工事は止められない。納期は押し迫り、作業をする職人が大量に乗り込んで来てしまっている。もう、やるしかない。

各業者さん、全員、図面なしの状態のまま、記憶をたよりに現場で「このへんだったと思う」と適当に指示を出して作業を開始、もはや「やったもん勝ち」状態(笑)

カチョウHG、現場でモラハラやってる場合じゃなかったんじゃないの?と思いますが(笑)

建物のオーナーから見たら、とんでもない事ですわなwww

(大型物件だったので、オーナーは自治体だったかも)

今の自分だったら、こそっと事態を施主にリークしてやるところですが、当時はそんな知恵はありませんでした(笑)

そうだ、この現場、さらに恐ろしかった事態があったのも思い出しました・・・

自分の担当の工事区分の設計図、外注の図面屋Kさんに依頼してあって、ワンフロア15枚くらいだったか、全部完成して、これから作業に取り掛からんという状態だと聞いて乗り込んだのですが。

なんと、15枚、全部白紙でした。。。

そして、その外注の図面屋Kさん、バイト代出すから私に図面を全部書いてくれと言い出す始末。。。

その図面屋Kさん、年収2000万くらい稼いでいると言ってましたが、実はこれまでも、そうやってキャパオーバーの仕事を引き受けては、現場の若いのに金を握らせて仕事をさせて誤魔化していたらしい・・・

そう言えば、その図面屋Kが関わっていた別の現場で以前、おかしな事がありまして。その現場に行ってる社員が、大した現場じゃないはずなのに、「大変だタイヘンだ」と言ってると、社長が不思議がっていたのです。

そりゃそうでしょう、その図面屋Kが担当してた、ウチの会社とは違う別の工区の図面が、やっぱり全部白紙だったらしいですからwww

そして、その図面屋K、ウチから行ってた社員に金を払って、他社の工区の分まで図面を書いてくれと頼んだようで。
そして、金に目がくらんだその社員、会社に内緒で全部引き受けてしまったらしい(笑)

なので、大した仕事でないはずの現場で元請けから苦情が入る事態に。
何が大変なのか報告を求めてもはっきり応えない担当社員。

まぁ結局、ボロボロになりながらもなんとかやっつけたらしいですが。社長は薄々勘付いていたんじゃないですかね。。。

しかし、その社員と私は違います!

いやぁ、経験浅いバイトで図面書いた経験もほとんどない私に図面書けって頼まれても、

そんな能力はありませんてwww

「無理!」と即答して、会社に全部報告させてもらいました。

ところが、前述の専務とその図面屋Kが裏で繋がっていたらしくて、私の報告は握りつぶされて社長の耳には届いてなかったらしい。ということは、後になって分かったのですが。。。orz

図面屋Kから専務もお金を貰って誤魔化しに加担していた模様。。。

大人って、汚いですね(笑)

そのため、現場に乗り込んできた職人達に、私が吊るし上げられる事に。

「図面は全部できてるって聞いてたのに、白紙ってどういうことだ?!?!」

そう、その職人の会社とも、その図面屋Kは繋がっていたらしく、私が図面を書いてる事にされていたらしい。。。

どんだけ~~~(笑)(笑)(笑)

現場の詰め所で、熊みたいに大柄で品のない職人に胸ぐら掴まれて吊り上げられてブランブラン揺すられるという、マンガみたいな経験をしましたwww

人生、何があるか分からない(笑)

まぁ、それでも全然動じなかった私も確かに不敵不敵しいですわな(笑)

当時、正社員の職に就かずバイトだったのは、格闘家を志して道場通いしてたからで。しかも、自分の体重の倍以上あるようなスーパーヘビー級の選手とスパーリングするのが大好きだったという(^^)

なので、クマに胸ぐら掴まれたところでビビるはずもなく。
正直、殴りかかられてもイナシてKOできる自信があったんですよね(笑)
ま、結局殴っては来ませんでしたが。(まぁ殴るまではしないだろうと思ってたけど。)

職人は、いいのです、誤解なのでまぁ別に気にしていなかったんですが(笑)

しかし理不尽なキチガイのカチョウHGはムカつきましたので、『こんな現場やってられっか!』と温厚な私もさすがにブチキレ(笑)

「外してくれなきゃ辞める」と会社に言い放ったわけです。

バイトだしね、いつ辞めても問題なしと、お気楽でした(^^;)

まぁ、まだそのときは、「専務」「図面屋K」「職人の会社社長」が全員結託してて、全て私のせいにされてたのには、気付いていなかったんですけどね。

まぁ、私のせいにされてたとて、経験も浅いバイトの身、大して害があったわけでもないのですが(笑)

ただ、その結果、行くところがなくなって、一ヶ月ほど干されて、仕事もなくただ会社に居るだけという状態に(笑)

問題児と報告されていた私を「どう扱っていいのか分からない」と社長がぼやいていたと後に聞きました(笑)

そして、その時、女子社員と仲良くしていたら、重役に嫉妬され怒られた話(笑)に続くのでした。。。(笑)

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