これまでずっと、エレキギター(真空管アンプ)についてのダミーロード/アッテネータ/エキストラクター/シミュレータについて書いてきましたが
- パッシブアッテネーター(パッシブボリューム)
- アッテネーター(減衰器)の試行錯誤[減衰量・抵抗値 一覧表]
- アッテネーター自作 タイプ2(Dr.Z AirBrake)
- 次は、アッテネーターの自作に挑戦
- アッテネーターの自作
- アッテネーター製品まとめ
- エレキギタリストのための電気回路の基礎知識[4] ─ 分圧回路(3)
- 自作アッテネータ(ダミーロード)Ver2
- アッテネータ自作
- エフェクター自作(パッシブボリューム)
- スピーカーシミュレーター2
- スピーカーシミュレーターの話
長らくこの種の新製品は出ていなかったように思いますが、久々に大型新人(笑)が登場したようです。 昨年秋のNAMMショーで発表されていたようですが、発売されているようですね。(BOSSの技シリーズのようですね)
おさらい(真空管アンプ用アッテネータとは?) エレキギターは独特の「オーバードライブサウンド」を使用しますが、これはギターアンプを無理に最大ボリュームで鳴らそうとしたときに発生したのが始まりなわけです。 つまり、エレキギターの真空管アンプというのは、最大ボリュームで無理に稼働(オーバードライブ)させないと発生しない。 機械的にこの音を作り出すディストーションペダルというのもありますが、どうしても、本物のの生の真空管アンプのオーバードライブ音にこだわると言う人も居るわけです。 しかし、ギターアンプをフルボリュームで鳴らせるような環境は、専用のスタジオでもない限り無理なわけで、自宅でそれを再現するのは難しい。 そこで、アンプのボリュームはMAXにしつつ、出てくる音量を下げるアッテネータというものが出てくるわけですね。 さらに、音をまったく出さず(ダミーロード)にフルドライブさせたアンプからの出力からそのまま信号を取り出す(エキストラクター)なんて製品も。 詳しくはこちら ⇒ アッテネーター製品まとめ
さて、新発売のBOSSの製品、見てみたら、なかなか便利そうです。BOSS - WAZA Tube Amp Expander | Tube Amp ExpanderWAZA Tube Amp Expander: Tube Amp Expander - 真空管アンプに新たな可能性を…www.boss.infoダミーロード アッテネータ エキストラクター シミュレータ の機能を全て兼ね備えており、さらに 空間系エフェクト パワーアンプ エフェクトループ オーディオインターフェース(USB) まで備えている模様。 つまり、真空管アンプとコレ一台があれば、すべてが完結できそうです。 お値段もなかなかですが(税込み15万以上) 自作すればダミーロードやエキストラクターは1/10くらいの金額で作れそうですが(^^;) シミュレータやエフェクターはPODとか持ってる人ならそれでOKですしね。。。 ただ、MIDIを使ってフットスイッチで他の機材と一緒にプログラムチェンジを行ったり、DAWに繋いで同時にライン取りも可能(当然バランス出力なのでノイズの心配もなし)、ライブで活用する人はコレ一台で全て済むのはありがたいかも知れませんね。 これまでにない新発想なのは、100Wのパワーアンプまで搭載しているということ。 例えば5Wや10Wと言った、ライブハウスでは使用に耐えないような出力の小さい真空管アンプを繋いで、100Wで出力させる事ができると。 最近のパワーアンプってすごい小さくなりましたよね・・・仕様が詳しく書いてないのでパワー部がどのようなモノなのかよくわからないのですが しかし、150Wまでのアッテネータ/ダミーロード機能プラスパワーアンプですから、発熱が凄いことになりそうな気がしますね・・・(・ω・;)
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